日中のぽかぽかとしたお日さまがより温かく感じられる程、朝晩の冷え込みに晩秋の気配が深まる頃となりました。

子どもたちは、ますます深まる秋を感じながら、自然との触れ合いを楽しんでいる様子です。

 

11月5日、6日と2日間に分かれて、年長組の参観日がありました。

新型コロナウイルスの影響により、一斉での開催が難しかったため、

分散することで、参観日を実施することができました。

 

まずは朝の会から始まります

いつもとは違う空気の中、堂々としているお当番さん!

とってもかっこよかったですよ。

いつもより、背中に力が入っているのが良くわかります。

「頑張るパワー」を感じますね!

丸いお集まりで、みんなの意見を聞いたり、自分の思いを発表したりします。

横並びでは言いにくいことも、顔を見て話しやすくなります。

合掌がとてもきれいにできるようになりました。

さすが年長さん!

子どもたちのの元気いっぱいな声が写真からも伝わってきます。

「もえろ~もえろ~キャンプファイア~♪」

 

 

それでは、ここからは、各クラスの様子を見ていきましょう。

 

<<川のくみ>>

川のくみは、クラス全員で、大きなピアノづくりに挑戦しているところです!

あれ?木に毛糸を巻いていますね。

これはピアノのどこの部分になるのでしょうか?

とっても真剣顔!

「みてみて~!できたよ!」

 

こちらでは、毛糸でできた縦糸に布をかけていますね。

「ながいのみ~つけた!」

「私はここにつけようかな!」「私はここにするね!」

お友だちと声をかけ合いながら取り組む様子が印象的でした。

お!たくさん布がついてきましたね!

布も長さを見ながら慎重に選んでいますね。

 

こちらでは鍵盤作りです。

端に薄く伸ばして、糊を使っています。

糊の使い方がとても上手になりました。

お!なんだかピアノの形になってきたかも。。

カラフルなピアノですね。グランドピアノかな?

川のくみオリジナルピアノ、これからどうなるのでしょうね。お楽しみに。

 

<<森のくみ>>

森のくみではステンドグラスづくりに挑戦しています。

影絵遊びをしたり、キャンプではランタンをつくったりなど、

「光と影」に興味を持っている子どもたち。

今日は、どんな感動が待っているかな?

 

牛乳パックと銀色の紙があります。

さて、これがどのようにステンドグラスになるのでしょうか?

子どもたちの表情は真剣そのもの!

出来上がりが楽しみですね。

きらきらの銀紙を切って・・・

「みてみて!こんな形になったよ!」

お!銀色の紙を丸めていますね。

はさみも慎重に使っています。

細かい作業に集中して取り組む姿は年長さんらしいですね。

 

カラーセロファンがつきました。

光にかざしてみていますね。

「みて!きれいだよ!」

貼り方も配色も、個性いっぱいです。

重なり合ったところがどんな色になるのかな。

「2個一緒にみちゃおう!!」

「先生見て!ブロックみたい!」

 

さあ、いよいよこのステンドグラスにライトを照らしていきますよ。

ライト点灯まで、3・2・1…!

「わあ!!きれい!すご~い!!」

「並べてみよう!」

「光の強さを変えたら、どうなるかな?」

ぽわん、ぽわん、色とりどりの光のオブジェができあがりです。

今日も素敵な感動に包まれた、森のくみでした。

 

<<海のくみ>>

海のくみでは、はりこのお面作りをしました。

オータムデイキャンプで、はりこのランタンづくりに挑戦した子どもたち。

はりこ製作はもう、お手の物です!

表面がつるつるの「たまご肌」を目指して、いざ挑戦。

しかし、このお面はいったい何のお面でしょう?

 

1日目は、和紙を貼っていきました。

新聞紙の上に、厚紙のようなものがついていますね。

お?目も見えました。いったいこれはなんでしょう。

いつもは元気いっぱいの海のくみですが、

今日はとっても真剣な顔で、集中しています。

「下がまだ新聞見えてる!」

「手伝って~!」「いいよ!ここおさえとくね!」

出来上がった人は、「小さな先生」に変身します。

困っている人の元にすぐ駆け付けられるのも、海のくみの素敵なところです。

 

2日目は、色を付けていきました。

子どもたちのデザイン画です。

あれ?これは、もしかして…?

同じ色でも、しましまにしたり、全体に塗ったり…

それぞれの想いがあふれている様子です。

「ここはオレンジ…ここは赤だな…」

個性があふれてまいりました。

皆さん、正解はわかりましたでしょうか?

正解は「魚のお面」でした!

虹色の魚や、真っ赤な魚など、子どもたちの想いがいっぱいつまった

世界に1匹の魚が完成しました!

 

参観後は、ホールに集まって、子どもたちの日ごろの様子について

お話させていただきました。

 

新しい生活様式の中で、戸惑うこともたくさんありますが、

子どもたちは身近な環境に「楽しい!」「何これ?」と様々な感情を抱きながら過ごしています。

その姿は、以前と何ら変わりなく、純粋に目の前の環境を楽しみ、ひたむきに向き合っています。

できないことに目を向けるより、できることに喜びを見出していこうとする姿があります。

その様子から、私たち大人が学ぶこと事の方が多いなぁと、いつも感じます。

卒園まであと5か月、その成長に驚きながら、ともに育っていきたいと思います。

お忙しい中、参観日にお越しいただき、ありがとうございました。