ほうりんの教育・保育
教育方針
育ちあう こころ
自ら伸びようとする力をもつ
こどもたちのいのちの輝きに、
保育者も保護者も導かれるように
遊び、学び、ともに育ちあう。
ほうりんでは、こどももおとなも
尊い「仏の子」として
ともに豊かなこころを
育んでまいります。
保育目標
生かされている
いのちを喜ぶ
わたしたちは
自分一人の力で生きていると思い込み、
毎日をあたりまえのように過ごしています。
しかしほんとうは
決してあたりまえではなく
他の多くのものとのつながりの中で
生かされて生きている。
そのことに気付ける日々を
送りたいと願っています。
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みほとけさまに
手を合わせるやさしい子にいつもみほとけさまから
見守られていることを知り、
願われている自分の姿に気づき、
素直に感謝し手を合わせるこころを育みます。 -
感動したことや自分の思いを
素直に表現できる子に言葉、絵画、自然、造形、音楽、身体等を使う
さまざまな遊びを通して
自分の思いや考えを自由に表現し、
相手に伝える力が育まれます。 -
お話をよく聞き
よく考えがまんできる子に相手の気持ちに気づき、自分とは違う思いもあると
知ることが人間関係の第一歩。
たくさん語り合い、
相手の話に耳を傾ける体験を重ねることで
次第に相手を気づかう思いやりが生まれ、
がまんもできるようになります。 -
友だちと仲良く遊び
思いやりのある子に友だちと仲良くするのは、
そんなに簡単なことではありません。
自分の思いと相手の思いの間に、
うまく折り合いをつけながら、
徐々に自分のことも相手のことも
たいせつにできるようになっていく。
そこから、自分の役割を果たそうとする
社会性も育まれていきます。 -
身近な自然や生命を
大切にできる子に恵まれた自然環境を生かし、花や野菜を育て、
虫や小動物と出会い、
身近な自然とたっぷりふれあう毎日。
手作りの給食や環境学習を通して
いのちのつながりを感じていきます。
保育・教育の取り組み
ほうりんの食育
食べることは生きること。
さまざまないのちを
いただいて生きていることを知り、
感謝していただくことを習慣にしたいから、
ほうりんでは食育に力を入れています。
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いのちを知る
ほうりんには農家の方とこどもたちが共同でお世話している「ほうりん農園」があります。また、地域の方にも教えていただきながら、園内で夏野菜を育てる活動をしています。農作業を通して、植物にもいのちがあること、そのいのちを育てる大変さを知ります。収穫した野菜は残さず手作り給食でいただきます。
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つくることを知る
おにぎり、うめジュース、レタスサラダなど、かんたんな調理体験を通して、食べるための知識と経験を身につけていきます。たとえ好き嫌いがあっても、自分たちで調理したものは格別の味がします。自分で作った自信とともに、「食べる」ことの大事さが身にしみます。
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喜んで食べる
食べることは生きること。意欲をもって食べてほしいと願いながら、管理栄養士が栄養バランスや食感を考えて献立を立てています。なるべく低農薬の地元野菜を用い、旬を生かしたうす味で味覚を育てます。大好きな仲間たちといっしょに、食べる喜びを味わってください。
自然とのふれあい
子どもの遊び場が少なくなったと言われます。公園でさえ、子どもだけで遊びに出掛けるのが難しい時代になりました。かつて近所の草むらや小川、田んぼなどで出会えていた身近な自然も、現代に生きる子どもたちには遠い存在になりつつあります。ですが、季節の移り変わりや小さないのちの姿は、自然が教えてくれる「生きた教科書」。
ほうりんでは、身近な自然とふれあうことで伸びていく子どもたちの好奇心や探求心を大切にしたいと考えています。
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ぼうけんの森
ほうりんでは、ほうりんこころ幼稚園の裏手に7700㎡にも及ぶ山林を所有しています。小さな山ですが、天然記念物のコバノミツバツツジ、シロバナウンゼンツツジなど100種類以上の樹木と9種類の山野草、同じく天然記念物のモリアオガエルも生息していて、産卵する様子もみられます。山肌に差し込む木漏れ日、木立を吹き抜ける風の音。見るもの、聞くもの、触れるものすべてが優しくこどもたちを包んでくれる森の中で、のびのびと遊んでいます。
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さくら広場
石内北地区、こころはるかこども園の近くには、桜守の造園家として有名な佐野藤右衛門氏が手掛けられた数十種類の桜が咲きほこる「さくら広場」があります。2本の大きな枝垂桜が満開になる時期は、こどもたちから歓声が上がるほど。すべての桜には名札がつけられ、足元には柔らかな草がふかふかに茂っています。春には多種多様な桜色に彩られる木々を見上げ、初夏には無心でさくらんぼを摘み取ります。タンポポやクローバー、カラスノエンドウなどの草花を使って、ちょうちょと競争しながら夢中で遊ぶこどもたちの姿がみられます。
こどもが選ぶ保育
ほうりんではこどもが保育を選べる環境づくりを心がけています。こどもたちはその小さな胸に、自分なりの考えや思いをいっぱいに抱いて日々を過ごしていますが、家庭で過ごすのとは違い、集団生活の中では自分の考えを口にしたり、思うようにやってみたりするのは、なかなか難しいものです。ほうりんでは、まずこども自身が自分のやりたい活動をいくつかの選択肢から「選ぶ」ことで、自分の思いを素直に表現しやすいよう配慮しています。選択肢を工夫することで、苦手なことに向き合う時間も生まれます。こども自身が新たな選択肢を提案することもあります。生活や保育の中にさまざまな選べる仕掛けを盛り込んで、こどもの思いや隠れた力に気づき、引き出す援助をしたいと考えています。
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1. 選べるコーナー保育(心の習熟)
子どもの遊び場を「ままごとコーナー」「製作コーナー」「パズルコーナー」「絵本コーナー」などに分け、自分の好きな遊びを選びます。自分で選んだという自信が、活動への集中度を高め、さらなる自信につながります。製作コーナーには毛糸やボタン、木の実や枝、古布や工事用廃材など、子どもたちの好奇心をかきたてる素材をたくさん準備しています。
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2. 習熟度別保育 (道具・用具の習熟)
ハサミを使う活動などは、個々の習熟度や巧緻性に合わせて、段階を踏みながら習得できるようにしています。ハサミの1回切り→直線切り→曲線切りという大きな段階に分け、さらに各レベルで細かく子どもたちの習熟を見きわめながら課題を設けます。子どもたち自身のやる気を支え、「もっと上手になりたい」という気持ちを引き出すための工夫です。
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3. テーマ別順序性保育 (経験・体験)
年に何度か、大きなテーマのもとに活動を行います。たとえば「川」がテーマの場合、 A.川の様子を描く B.川の生き物になって身体表現する C.川の観察に出かける といった個別活動を用意し、子どもたちに自分のやりたいことを順番に選ばせます。自分の選んだ活動を思い切り行った後は、2番目3番目の活動にも意欲的に参加することができます。年長児になると、大きなテーマそのものも自分たちで考え、その展開や日々の活動内容も話し合って決めるようになります。