今日は年長さんの平和学習を兼ねての広島平和記念公園遠足でした。

戦争でこの場所でたくさんの人が亡くなったことを伝え、全員で「合掌、念仏、礼拝」を行いました。

続けて被爆アオギリまで移動。

大きな声を出さずに「アオギリ」の歌を歌いました。

幼稚園の被爆アオギリはこの木の種を持ち帰って植えたことを伝えました。

移動も楽しそうでした。

通りすがりの観光客や外国人の方に笑顔で手を振られることもしばしば。

 

原爆ドームの前で集合写真撮影。

遠足の写真販売については、後日お知らせいたします。

「平和の鐘」で写真撮影。

  

お弁当の時間。

今年はアリが多く「わーわー、きゃーきゃー」言いながら、みんな自分のお弁当を守ることに必死でした。(それも楽しそうでしたよ。)

 

「原爆の子の像」の後ろにある、折り鶴をお供えするブースがあります。

今年は初めて全員で実際に1000羽の鶴(千羽鶴)を折り、御供えすることができました。

(千羽折ることが出来た子どもたちの力が、素晴らしかったです。)

修学旅行生でいっぱいでした。(コロナ前とほぼ同じだと感じました。)

広島平和記念公園遠足は、幼稚園児には少し難しいのかな、といつも感じなくはありませんが、広島に生まれた私たちが過去に起こった事実について無関心でいることは、これからの日本や世界の平和についても無関心になる恐れがある、とも考えますので、毎年欠かさず行くことにしています。

(ほんの一瞬で広島市の人口35万人(推定)のうち9万~16万6千人が被爆から2~4ケ月以内に死亡したとされ、その後も放射線や差別に苦しみ続ける最悪の兵器であることを正当化してはいけません。)

ロシアが核兵器の使用をちらつかせながら他国の侵略を正当化しようとしていることは、過去の広島・長崎で原爆(核兵器)が使用されたこととつながります。

今一度、人類史上初めて核兵器が使用された戦争被爆国に住んでいる私たち日本人が、どんな理由があろうとも二度と核兵器を使用させてはいけない、という強い思いを持ち続けることを忘れてはいけませんし、後世に伝え続ける責務があると考えています。

 

ほうりん廿日市幼稚園

園長 宮武 栄明